日々の記録

日々思ったこと、読んだ本などについて書いてみます

サピエンス全史(上)を読んで 

だいぶん間が空きましたが、帰ってきました。

この間には所用で大阪、東京に行ってきました。
前回訪れたときは人の波に気後れしていた自分でしたが
大分慣れたのではないでしょうか。
人が多いところは得意ではないですが
たまにはいいね。

さて、正月が終わって読んでいた
「サピエンス全史(上)」Yuval Noah Harari 著
を読み終わったので
感想と最近思うことを絡めて整理したいと思います。

ちなみにこの本、英語の題名は
"Sapiens: A Brief History of Mankind"
上巻を読み終えた後だと、この方がしっくり来る気がします。

私は別の方から勧めていただいたのですが、
どうやらアメトーークの読書芸人で
メイプル超合金カズレーザーが絶賛していたそうですね。
私は安藤なつがカズレーザーに絶妙なイジリをされる、彼らのネタは好きですね。

話を戻します。
本の内容がわかってしまうかもしれないので、これから読む予定の方は気をつけてください。

僕が印象に残った点は

1 ヒトは想像する事で生存競争において残ってきた
2 農耕を始めるようになって、人々は作物の奴隷になった

の2点です

1つ目についてですが、
ヒトは言語を操ることで想像上のものを信じ
他の動物と違って、本能とは別の形で集団で動くことができた
ということだった気がします。

例えば、紙幣は何も知らない人にとってはただの紙切れですが、
日本人であれば、円という想像上の産物を皆が信じているから使えるわけです。

この言語によって想像したものを信じ込むという定義の仕方は面白いなあと感じました。

これは個人的な感想ですが、
この言語によって思考も生まれ、人間特有のものだと思うのですが
思考によって人間は苦悩するようになったように思います。
そのことについてはまた別に書き記したいと思います。

2つ目ですが
狩猟採集文化に比べ、
農耕文化は安定して食料を手に入れれるようになったと感じるかもしれませんが
実際は、ヒトがひたすら作物が育ちやすいように絶えず世話をし
その作物は世界中に広がっていったわけです。
これは作物にとって生物学的に成功したわけで、ヒトは奴隷として貢献しました。

自分としては発想も斬新でしたし、
狩猟採集文化や農耕文化は頭の中では知っていましたが、
実際あまり知らず、また機会を見つけて勉強してみたいなと思います。

だいぶん前に読んだのであやふやですが、
読書に限らず、問題意識を持ちながら視点を変え気づきを増やしていくことができたら
と感じる今日この頃です。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

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