ACTが世界を救う?!
志村祥瑚さんのセミナーに参加してきました。
内容は
新世代の認知行動療法、ACT
を用いて、自分自身の悩みを解決する
というものでした。
ACTとは、Acceptance and commitment therapyの略で
第3世代認知行動療法と呼ばれるものになります。
第二世代までは、
人間に生まれる苦悩の原因となる苦痛をなくす、コントロールする
ということにフォーカスしておりましたが、
ACTでは、苦痛を受容して、
苦痛から生まれる、苦悩などの行動を
本人に望ましい方向へ、自分自身でコントロールする
ということを目指したものです。
この中で、印象的であった2点シェアしたいなと思います。
- 行動にフォーカスすることで、とても論理的、科学的に考えることができる
- 自分自身で解決する
(1について)
自分自身も嫌なことがあった際に、
苦悩だけをコントロール、なくそうと試みるが、
結局できず、自分はダメなんだとスパイラルに陥る
というのが、おきまりのパターンでした。
しかし、ACTの概念に基づくと
苦悩などの行動は、嫌なことから生まれる苦痛によるもので
まずは、その苦痛を味わって受容する。
その上で、逃げる(= 代替行動)のではなく、
長い目で見て、自分にとって望ましい行動を行う。
といった流れです。
その中で、まず自分が苦悩のみに焦点を当てていたことや
苦悩を完全になくそうとしていたことが間違いであり、
かつ、自分が代替行動に逃げていたことに気づくことができました。
その上で、自分にとって本当に価値が有ることにつながる行動を行おう、
と、前向きな気持ちになることができました。
(2について)
これまでは、自分自身で悩みを解決しようとすると
悪循環になって、堂々巡りになり、自己嫌悪に陥る
という経験をされた方は多くいらっしゃると思います。
その中で、ACTを用いれば、
本人自身で解決することができ、豊かな人生を送ることにつながる
そして、その人に関わる人も幸せになっていくのではないでしょうか。
最後に、セミナーをしていただいた志村さんが紹介していらした本を添付しときます
そして、志村さんも四月の末にACTについての本を出すそうなので併せてチェックしてみてください。
幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 (単行本)
- 作者: ラスハリス,岩下慶一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/12/17
- メディア: 単行本
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